11/30〜12/4

雑記

まじで労働は苦痛、48時間のうち25時間は労働に消え、そんなんじゃ家に帰っても出来ることは何もない。

給与減ってでも転職して時間を捻出したほうがいいのだろうか……。

 

休日はゴッホ展やすみだ水族館に行った。

すみだ水族館は美術館みたいな内装が凄く綺麗かつミニマルで、展示されてる生き物の名前はわかっても解説版とかが極端に少なかった。

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入り口入ってすぐのアクアリウムが一番好き。

 

 

ソシャゲ

FGOのイベを久しぶりに消化したけどすごく良かった。

経験値先生のぐだぐだ〜イベント、近年は全然ぐだぐだしてなくないか。

FGOは歴史モチーフのキャラを出しつつも割とキャラの設定含めて歴史創作物というほど歴史をなぞってなくて独自の道を突っ走ってるけど経験値先生のは割と史実にそのまんま近いキャラ設定や回想シーンを挟んでくるし、なんか凄く真面目だ……と感じる。

高杉晋作が人間では永遠の国を作るなんて無理だから神を製造してやるってスチームパンク首都埼玉で無茶苦茶やりつつ武市や人斬り以蔵、人斬り新兵衛周りの関係性を描くなんてコテコテ伝奇をお出しされると素直に楽しいです…。

 

ブルアカくんはレッドウィンター学園(もう名前で察するレベルでモチーフがある)を舞台に温泉イベが始まった、この学園ブルアカには珍しい史実モチーフなので、結構ステレオなあるあるが盛り込まれてて独自の楽しさがある。

 

増産命令を出す癖に資源物資の供給量は変わらず、仕方なく水で薄めたプリンを作り罰せられる給食部とか、ナロードニキなどをモチーフにしているであろう図書室の司書達で構成される「知識解放戦線」は禁書を秘密裏に取り扱ってるがブルアカらしくそこはナマモノ同人誌だったりする。

プロレタリア丸出しで事務局やブルジョアに抗議する「工務部」とか。

そして出てくるキャラクターみんな収賄に弱く、今回もあっさり買収されていく。

あるあるネタを強めにやりながらブルアカらしいライトなノリは崩さない感じが気に入ってる。

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週一レベルで失脚しては権威をなんとか取り戻す事務局長チェリノちゃん、復活しても勝利に喜ぶ時に出てくるのがカエサルネタなので、つまりまた失脚するのが目に見えてて好き。

 

ゴッホ

ヘレーネとかいう最強富豪オタクが買い集めた絵画をゴッホを中心に展示した本企画。

ヘレーネというコレクターの人生と、美術作品に何を感じどんな作品を蒐集していったのかと共にゴッホの人生に迫っていくような時間だった。

ゴッホの住む場所が転々と変わる中で模索、変化していく絵柄や画法の挑戦など、10年という画業の中で常に高いモチベーションと共に抱えた生き苦しさを解説と共に読んでいく中でゴッホという人が何を考えていたのだろうか、どんな気持ちでこれを描いたのだろうか。ということを絵を見ながら考えるのが楽しかった。

オランダで農民やそこで暮らす人々の生活、その成果物である果物や暗い部屋などを初期から一貫して描いて(特に最初の数年の素描やデッサン)色味は地味ながらも農村の労働生活の厳しさ、収穫風景の命の豊かさ、手や顔に深く刻まれた皺を通して掬い取られる人々の苦労や報われなかった悲しみなどそういう部分に執着していた人なのだということが大量のデッサンや素描などから感じ取れた。

 

一番好きだったのは後年に初期の素描のリメイクとして描いた「悲しむ老人」

初期の暗くて、地味な色彩から直球で伝わる悲しみや嘆きに、パリに出て印象派の作品や画家との交流から影響を受けた鮮やかな色彩感覚が取り入れられ、作品に悲しみだけでなくその悲しみを癒し、安息をもたらそうとする姿勢が感じられた。後年になって昔の素描を作品として描き直したのはこの老人と自分を重ねていたからなのだろうか、とか考えながら見ていたし、この作品を結婚25周年の記念のプレゼントとしてチョイスし、ヘレーネに贈った夫のセンスの凄さに唸ったりした。

 

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