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・マギアレコード覚醒前夜

8話まで見た、これ何話まであるの?

自分は1期アニメ前後までしかゲームをやっていないのでどうやら違うらしい原作ゲームとアニメ版との展開の違いは分かっていないので、率直にアニメ版だけの感想になるが普通に楽しんでみている。

何より分かりやすくゲームのシステムを物語に落とし込んでいるのが素晴らしいと思う。

まどか☆マギカの世界では魔法少女ソウルジェムに穢れが溜まりきると魔女に孵化し呪いを振り撒く存在になってしまう、その穢れを取り除く為には命懸けで魔女と戦い、魔女から獲れるグリーフシードに穢れを映す必要がある。

マギレコの舞台となる神浜ではこの穢れを自らの肉体の一部に映し取り一時的、部分的に魔女としての力を放つ''ドッペル''を出現させる事ができる、そして最終的にはそのドッペルを切り離すことでソウルジェムの穢れを取り除くことができる、つまり命懸けで魔女と戦いグリーフシードを得る必要が無いのだ。

ゲームではこのドッペルを使用して強力な技を放つことができるシステムだった。

そしてもう一つのゲームギミックとして自身の力を仲間に分け与え仲間を強化する''コネクト''がある。

アニメのストーリー上ではドッペルを利用していずれ魔女となる魔法少女達解放を掲げる''マギウスの翼''なる組織との対立を描く。

ドッペルを利用して自身の暗い感情、絶望を切り離すマギウスと、弱いままでも仲間と支え合い、協力して乗り越えていこうとする主人公達、この2つの勢力の衝突がドッペルとコネクトというゲームのバトルギミックを上手くストーリーの構図に落とし込まれている。

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イカゲーム 

Netflixオリジナルの韓国ドラマ、カイジインスパイアなのだろうか、生きて大金を手にするか、もしくは脱落して命を落とすかのサバイバルゲームもの、やっぱデスゲームって面白いんですよね。

韓国作品らしい社会風刺がこれでもかと盛り込まれ、ゲームが行われるパステル調の舞台セットは鮮やかに残酷な資本主義の競争社会を浮き彫りにし、その競争から落ちこぼれた敗者達が1つの席を賭けて競い合う。

何より面白いのが「参加者の過半数が辞退を申し込めばゲームを中止する事ができる」というルールがあり、一度は中止した参加者たちがそれぞれの日常に返っていく展開だ。

結局は外の世界も変わらない、彼らの日々は地獄だ、それならばと一縷の望みをかけ、またゲームに自らの意思で戻ってくるのである。

容赦ない現実世界での苦しみと鮮やかな色使いのセットのゲーム会場、作品のコンセプトがそのままビジュアルとして打ち出されている、シンプルな絵作りのかっこよさに惹かれてしまう。