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届いた、色がかなり落ち着いていていい感じ。

ショート丈なのも気に入っていて、これにシャツインでデニム履くぞ〜〜という機運。

 

 

ブルーピリオド

3巻まで読んだ、すごく面白くてめちゃくちゃ引き込まれる。

やはり若者が何かに出会う事で夢を志す作品ってアツいものがあってシンプルに好きだ。

正直勢い任せに読んだ部分が大きいので作品の細かい部分はまた2〜3回読み返して拾っていく必要がある。

知識を吸収していくと物事を見つめる「眼」が変わる、というのは本当にそうだ。

最近で言うと月姫リメイクの特典についてきた月姫通信という小冊子で漆之原氏が寄せた寄稿が自分にとっては目から鱗だった。

ところで、ゲームのスプリクトで動く映像っていいですよね…

文字も画像も音も、素材データが今まさに目の前で処理されて生のまま動いている事自体に興奮します。興奮します。

(中略)8bit時代からそういう感覚はあったように思います。プレイして動かすゲーム画面、展開されていくストーリーはテンポや順番の僅かな差だけだとしても、その場にしか存在しない唯一の価値を感じます。

 

ただのノベルゲームとして遊ぶだけじゃなく、今まさに目の前で物語が処理され展開されていく感動と共に物語に没入できるのは正にそうした知識があるからこその特権じゃないだろうか。わたしにはそのような観点からノベルゲームをやる考えが浮かばなかった。

ブルーピリオドの主人公・矢口もそうして絵を描く事によって目の前の風景の見え方が変わっていく。

個人的にわーってなったのは女性的なファッションをする龍二(ユカちゃんと呼ばれている)が予備校の男子にフラれるところだ、彼はユカちゃんが男性という事を知ると、驚いた顔から後悔した顔、そして最後に優しい顔になってユカちゃんを抱きしめ「俺、普通だから分かるよね」と振ったのだ、彼は優しいのだろう、だけどこういう時に「普通」という言葉を用いる事がユカちゃんを傷つけてしまう、なんとも辛い展開だった。