3/2〜5
雑記
冷蔵庫の中身が終わっている、これというものの炊飯器が壊れ、いつまでも新しいものを買わないままどんどん自炊をしなくなり、そのまま冷蔵庫が空っぽになっていったからだ、怠惰に怠惰を重ねウマ娘のエナドリだけが溜まっていく。
見た映画
今見直してみると流石に古い映画だな〜〜と感じた。
MJの周囲の陽キャの群れに入るために無理しながら、良くない父親やこの田舎から抜け出してブロードウェイの役者になりたいという秘めた夢とか、その辺のヒロイン観とか当時にしても古臭くないか?と思った。
とはいえ古臭くもやっぱり面白い映画である事は間違いない。
そしてその古臭さはMCU版との対比でまた別の側面の面白さが生まれていて、デイリー・ビューグルという新聞社はMCUではWebメディアとして媒体を変えて登場する。
そこの編集長はライミ版だと髪型はガチガチのオールバックでパワハラ気質でビジネスマンというコテコテのかつての資本主義社会の人という感じだったけどMCU版は陰謀論やフェイクニュースの煽動者のような描かれ方だった。
メイおばさんはMCU版と全然年齢違うし、ピーターとの距離感も違う、スパイダーマンという正体をメイおばさんにも明かし共有するという時代の家族観の違い、時代に合わせてメディアが変わり、キャラクターも変わる、その辺の面白さが今ライミ版見て感じた面白さだったな。
そして1番の古臭くポイント、ED主題歌がニッケルバック。
聞いた音楽
Conway The Machine
- God Don't Make Mistakes
「神は誤ちを犯さない」
まずめちゃくちゃに重たい作品だと感じた。
従兄弟の自殺、銃で撃たれて顔面麻痺を患った経験、生まれたばかりの息子を亡くした事。そんな状況にも関わらずまた子供ができたこと。自分が生まれたばかりの時に虐待された事。人々を仕切る立場であるために自身の弱みを他人に曝け出せないこと。
ひたすらに苦しみと内面の吐露、ストリートの環境、これほどの悲しみや不条理を背負って、神は間違っていないと言えるのか?
その答えを最後の表題曲God Don't Make Mistakesにて提示される。
何度も''What If'' もしあの時自分が〇〇だったら、とこれまでのアルバムで赤裸々に自分の人生を振り返る
「もしまだクラックをストリートで売っていたら?」
「もし背中を撃たれたのが俺だったら」
「FBIが仲間の家を捜索して麻薬を見つけた時、そのバッグが俺の荷物だったら」
そんなifのパラノイアと懊悩を繰り返し
しかし「すべての物事には理由がある」と言い「(撃たれた時に)医者から首から下は動かないだろうと言われたが、もしそれが正しかったらどうなっていただろう」
「でも、俺は2回も病院から歩いて出たんだ、母さんはお前は2回とも死んだと言った」
「俺は不可能なことを2回もやってのけたんだ」と、神が意味のないことをしないなら、俺が生きてる事は神の導きなんだ、という論旨に展開されていき、自分の人生に希望を見出そうとする流れの中で楽曲が締め括られていく。
かなり無理矢理に自分を奮い立たせるようなアルバムだったな、結局やってくしかないんか。